Vol.218 今年のマスキュリンは甘さをプラスして!

2004年10月12日更新

 この秋冬、特に目立つのがファー使いです。ファッションコラムを書くに当たって、このシーズンに、ファーのことを扱わないファッションアイテムを考えるのは至難の技。そんな中、今年のファッショントレンドで唯一、ファーを使わないアイテムが、マスキュリンのパンツスタイルです。

  
今年のマスキュリンは甘さをプラスして!
  

 このスタイルの柱は、あくまでもメンズライクにこだわったテーラードジャケットです。マスキュリン(masculine)とは、フランス語で「男のような・男っぽい」という意味で、男っぽいダンディーなレディース・ファッションに冠する言葉ですから、スタイルの基本は、あくまでも男性のスーツスタイルです。メンズ仕様の本格的なテーラードジャケットで、クラシックでマニッシュなスタイルを提案します。ジャケットがハードなだけに、固いイメージを少し壊すような「甘い」デザインのもので遊ぶと、今年風の甘いマスキュリンスタイルの出来上がりです。

 あくまでもスタンダードにこだわったテーラードジャケットは、光沢のあるサテン織りのジャケットがパーティー風の装いもできたり、少し洒落っ気があってお洒落!この今年風のジャケットに、フリルの襟が付いたブラウスを組み合わせたり、甘めの棒タイやリボンなどを組み合わせると、ぐーんと今年風のマニッシュスタイルになります。
 ところで、光沢のあるサテン織りとは、朱子組織の織物で、一般的には5枚朱子(しゅす)を言います。 サティーン(sateen)は、綿朱子に用いられる言葉で、サテン(satin)が絹朱子、サテン(satine)は毛や綿の朱子に用いられる言葉でしたが、現在では、すべてサテンで一括されています。

 光沢のあるテーラードジャケットを羽織って、颯爽と秋の街を歩いてみませんか?そうそう、書き忘れましたが、パンツのベルトは、変化をつけて、チェーンのリングベルトやクロコの太いベルトと細いチェーンベルトを組み合わせると、フェミニンで大人っぽいマニッシュの出来上がりですね。