Vol.203 アンティーク柄が人気の今年の浴衣

2004年6月29日更新

 もうすぐ7月!7月に入ると夏祭り、花火大会と浴衣を着て出かけたくなるイベントが目白押しです。そこ で気になるのが、今年人気の浴衣。どんな浴衣を着て出かけようか?思案のしどころですね。

  
アンティーク柄が人気の今年の浴衣
  

 ここ数年の人気柄はレトロな雰囲気のアンティークなもの。とは言っても、目的が夏祭りに着るものでしたら、夏の季節の柄の水玉や団扇、金魚、花火などが無難。これらの柄も大正ロマンを思わせる昔っぽい柄にピンクや明るいブルーといったポップモダンな色味を加えたものを選ぶと今年風。

 今年は浴衣だけではなく、これに合わせる小物たちの品揃えも豊富です。ポップモダンの浴衣に合わせても、しっかり主張してくれる小物たちは色とりどり。カラフルで見てるだけでも楽しくなる真鍮の髪飾り、帯留め、刺繍の半襟、巾着などなど、浴衣だけではなく、これら小物にもつい手が出てしまいそうな感じです。浴衣の売れ筋は仕立て上がり(プレタ着物)で、3万円前後。小物や下駄、バックを一式揃えると5万から6万円はかかるという値段ですから、今年だけ使えるものではなく、よく吟味して購入しましょう。
 相当なお値段がする浴衣ですが、そうは言っても浴衣です。湯上りの夕涼みに着る普段着の着物です。素足に下駄が基本です。足袋に涼しげな篭バックを持てば街着でも楽しめるとアドバイスする人もいるかもしれませんが、木綿の浴衣であればやっぱりNG。日中、街着として着物を楽しむなら絽か芭蕉布のような麻の涼しげな着物を着て、下には絽の透けた長襦袢で見た目の涼しさを演出しましょう。

 浴衣のいいところは簡単に着られるというところです。長襦袢なしで、肌襦袢とステテコ(もしくは裾よけ)を履きさえすれば、あとは浴衣に半帯だけで仕上がりです。雰囲気を出すために、帯留めを提案しているお店もありますが、年配の方で浴衣の半帯の貝ノ口に帯締めをして粋に着るのは素敵ですが、やはり若い人は蝶結びか文庫結びにした方がかわいいですから、帯止めや帯締めはやめましょう。そういった雰囲気を出したいなら、小銭入れ代わりに小さながま口を用意して、これに根付をつけて帯に挟んでおくと、根付が帯の上から揺れて雰囲気が出ます。匂い袋だってかわいいですね。縮緬で作った匂い袋を帯から覗かせるのもおしゃれです。
 せっかく簡単に着られる浴衣なのですが、素足に下駄、簡単な半帯で夕方の街中を颯爽と歩いてください。