(102) スプレー泡いろいろ

 台所用から洗濯用まで、様々な泡スプレータイプの洗剤が出ています。「泡状になった洗剤が汚れに密着」「垂れずにとどまる」などの表示がされていますが、どのような特徴があるのか調べました。台所用、浴室用、トイレ用、ガラス用、洗濯用の洗剤9点について、泡のキメ、広がり・高さ、垂れ、持ちを観察。


台所用
 台所用はレンジ周りなど、頑固汚れ専用洗剤です。キメ細かく均一で、他の洗剤に比べこんもりとした高さのある泡が特徴でした。これは、頑固な油汚れをたっぷりの泡で覆い、汚れを浮き上がらせるような設計になっているのではないかと考えられます。ただ、短時間で拭きとるので、泡持ちが悪いものもありました。

浴室用
 キメ細かく均一な泡で、垂れ落ちが少なく、垂直面に留まりました。短時間で洗い流す使い方のためか、泡持ちはよくありませんでした。浴槽の湯垢ラインなどに対応したワイドノズルのタイプは横方向に倍の広がりがありました。浴槽や壁などの垂直面の汚れにピンポイントで使いやすい設計になっていることがうかがえます。

トイレ用
 直接汚れに吹き付けるタイプはきめ細かく均一な泡でしたが、トイレットペーパーに吹き付けて使うタイプは粗い泡で広がりも小さくなりました。細かな箇所やペーパーに吹き付けたときの扱いやすさが考慮されていました。垂れ落ちは少なめで、泡持ちもよく、便器などの曲面にも密着して汚れを落とすような設計になっていると思われます。 ガラス用 きめ細かな泡で泡持ちがよく、ゆっくりと垂れ落ちていきました。ピンポイントの汚れを落とす目的ではなく、ガラス全体に使用するのに使いやすいように設計されているようです。

ガラス用
 きめ細かな泡で泡持ちがよく、ゆっくりと垂れ落ちていきました。ピンポイントの汚れを落とす目的ではなく、ガラス全体に使用するのに使いやすいように設計されているようです。

洗濯用
 粗い泡で、泡持ちは悪く、短時間で消えてしまいました。布に素早く浸透していくように設計されていると考えられます。

評価結果一覧

泡の高さと垂れ落ちの状態

 今回の評価結果から、泡のキメや高さ、垂れ、持ちには、用途によって違いがあることが分かりました。使用目的に応じた泡が出てくるような設計となっていますので、泡の特徴をいかして、汚れを溜めないよう日々の掃除に使ってみてはいかがでしょうか。

(2015.08.14)


産経新聞掲載記事『比べる×調べる』
生活科学研究室