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味の素
機能性表示食品「毎朝ヒスチジン」

2017.03.25

最新記事かつおだしの成分で頭の疲れをケア

 健康管理には食生活が大事だと言われている。普段の食事に加えて、不足しがちな栄養成分をサプリメントで補う人も多い。今回の「これは優れモノ」は、疲労感の軽減と頭の冴えのケアをサポートする機能性表示食品を取材した。

毎朝ヒスチジン

うま味研究が原点

 沖縄の人は、風邪をひいたり疲れたりした時に、たっぷりの削り節にお湯をかけた「カチューユ」を飲む。カチューとは沖縄の方言でカツオ、ユはお湯のことだ。
 その昔、味の基本は甘味・塩味・酸味・苦味の4つと言われてきた。1908(明治41)年、化学者の池田菊苗博士が、4つの味に当てはまらない昆布だしの味の成分が、アミノ酸の一種であるグルタミン酸であることを発見し、「うま味」と命名。さらにグルタミン酸を原料としたうま味調味料の製造方法を発明した。
 味の素の創業者の鈴木三郎助は、このうま味調味料の事業化に成功、同社の基礎を築いた。
 その後、長年にわたり、うま味の研究を行い、かつおだしの調味料や食品なども多数世に出してきた。
「かつおだしの知見を生かした健康食品も過去に発売したことがあります」(斉藤さん)。さらなる研究の結果、2010年にかつおだしの中のキーになる成分が、人の体の中では作れない必須アミノ酸のヒスチジンであることを発見した。 カツオやマグロ、豚肉の赤身や鶏むね肉に多く含まれている成分だ。
 「疲労感というのは、頭と体の疲れが組み合わさったものです」。斉藤さんによると、疲労感の軽減のためには体を休ませるとともに、頭の疲れをケアすることが重要という。
 ヒスチジンの有効性や有用性の研究を重ねるうちに、疲労感の低減に役立つことが分かった。
 「頭が疲れると記憶力や判断力、思考力などの認知機能が低下するといわれています」と斉藤さん。頭の疲れは、学術的には精神的疲労と呼ばれるが、この測定方法は確立されている。日本疲労学会では、疲労度合いを評価するためのガイドラインを公表している。

仕事のパフォーマンス向上

 1月から発売している「毎朝ヒスチジン」の開発にあたっては、そのガイドラインなどを基に臨床試験を行った。
 疲労感を持った45~65歳の男性20人を対象に試験を行ったところ、「ヒスチジンを摂取した場合、疲労感が軽減するとともに、『頭が冴えない』といった疲労に伴う感覚が緩和し、仕事のパフォーマンスも向上するという結果が出ました」(斉藤さん)。
 上記の試験は男性だけを対象としたが、ヒスチジンのメカニズム自体は男女間で変わらないという。
 斉藤さんは「液体で、朝1回22ミリリットル飲むだけなので、長く続けられます」と説明。研究では2週間程度で効果が実感できたという報告があると紹介した。

interview味の素 ダイレクトマーケティング部 斉藤典子 氏

手軽に長続き レモン味で気分シャキッ

頭の疲れとは

 ストレスや睡眠不足によって、朝から何となく頭がぼーっとして、家事に手が付けられなかったり、仕事でつまらないミスをしたりすることもある。これらは頭の疲れによるものだと考えられる。

コーヒーでも頭がはっきりするが

 コーヒーを飲むと眠気が覚めるなどと言われている。コーヒーに含まれるカフェインには「眠くなるのをブロック」する効果があるからだ。ヒスチジンは、脳のヒスタミン神経系に働きかけ、疲労感軽減と頭の冴えなどをサポートするものであり、カフェインとはメカニズムが異なる。

主な販売対象は

 ターゲットとしてはストレスや睡眠不足などによって、日常生活で生ずる疲労を自覚する方を想定している。

使用の目安は

 毎朝1回、22ミリリットルを飲むだけ。レモン味なので、シャキッとした気分になる。紅茶などに入れて飲んでもいい。糖類もゼロで、1日当たり12.8㌔カロリーと、継続しやすい。「毎朝ヒスチジン」は、アミノ酸のヒスチジンが主成分の食品だ。基本的に薬と一緒に飲んでも問題はないが、服用の薬によっては医師や薬剤師に相談してほしい。

機能性表示食品制度が出来て2年になる

 特定保健用食品(トクホ)とは違って、国の許可が不要で、事業者の責任によって届け出ることができ、短期間で商品が発売できる。消費者自身によるセルフケアを推進し、医療費の増大を防ぐ意味で良い制度だ。マーケットも拡大し、さまざまな事業者が商品を出している。それだけに確かな商品を届けるという消費者への責任は重い。弊社では、味の素ブランドへの信頼を裏切らない製品づくりに努めていきたい。

フジサンケイ ビジネスアイ掲載記事・これは優れモノ



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