環境レポート・美容・健康コラム
Vol.49 第42回日本香粧品学会に参加しました
<2017.06.16 更新>

 今月6月9日10日に開催された日本香粧品学会に参加しました。
 メインテーマは『美しく健康な皮膚を保つための香粧品学最前線〜長く生きるほど健やかな社会へ。香粧品学ができること〜』、そしてシンポジウムのテーマ「皮膚の健康科学最前線」ということで、美容・健康科学研究室の看板を掲げる当研究室にとっては非常に密接なテーマで勉強になりました。今回のコラムはその発表内容の一部を紹介します。


 シンポジウム テーマ「皮膚の健康科学最前線」から、
「保湿 温故知新」平尾哲二先生(千葉科学大学薬学部 教授)は化粧品の基本的な効能の一つである保湿を解説していただき、最近明らかになった保湿により角層を柔軟に保つことによる小じわが定着しにくい研究成果に至る過程を紹介いただきました。
 皮膚科における化粧品の役割 菊地克子先生(東北大学医学系研究科皮膚科学分野 講師)はスキンケア製剤やメイクアップ化粧品を皮膚科診療に役立てる事例として、治療に伴って起こる皮膚障害に対して保湿剤や保護材によるスキンケアの重要性が高まっていることやニキビ患者の病変部の赤みをカムフラージュして患者のQOLを向上させる試みを紹介いただきました。


 特別講演Ⅰ「日本香粧品学会:成し得たこと、そして為すべきこと」川島 眞先生(東京女子医科大学皮膚科学 教授)からは、
「機能性化粧品評価法ガイドライン」の策定委員長や同学会の理事長を歴任され、その集大成の一つとして2016年に「シワを改善する」という医薬部外品の新規効能が承認された事例を紹介いただきました。今後はより統一された基準での試験をクリアした製品が世に出ることを期待されていました。

 また、今後は「SPF15、PA+1のサンスクリーンを日常的に使用することにより光老化は予防できます」という新規効能取得が待望されますが、光老化の認知率を高める啓蒙活動やサンスクリーンの適正使用や塗り方の啓発が急務であるという課題を挙げていただきました。


 本学会の展示ブースの一画に、当社と菅沼薫(当社顧問)が監修した著書「化粧品の特徴・使用感の「見える化」データ集」を掲示して、参加者の皆様に試読いただく機会を賜りました。同著書は化粧品の特徴や使用感が伝わるように、わかりやすく「見える化」する工夫をまとめています。今後も香粧品関連の催しを通じて当研究室や著書の普及に努めてまいりたいと思います。

「化粧品の特徴・使用感の「見える化」データ集」



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